最終更新日: 2022/11/29
「そろそろ引っ越すタイミングだからいらなくなったテレビを捨てようかな」「テレビが壊れてしまったから買い換えよう」そう思い立ったとしても、テレビを自治体のゴミに出してはいけません。
テレビは家電リサイクル法の対象商品です。そのため、粗大ごみとして捨てることができません。 さらに家電リサイクル対象商品を処分するにはリサイクル料金がかかってしまいます。
しかし、テレビを処分する方法はいくつかあります。いらなくなったテレビを捨てたい、できるだけ安く捨てたいと思っている方 はぜひこの記事を参考にしましょう。
この記事を読めば、テレビを安く簡単に処分する方法が見つかります。
この記事を読んでわかること
テレビは家電リサイクル法により粗大ゴミに出せない地域が多い
テレビを処分するときにかかる費用は4,000円前後
テレビの捨て方は注意が必要
テレビを簡単に処分するなら日本不用品回収センターへ
テレビは家電リサイクル法の対象となっている
家電リサイクル法の対象商品は4品目あり、テレビはそのうちの一つです。
テレビや洗濯機のような大型家電には、たくさんの資源が使われています。資源を有効活用するために、廃棄物を減らす取り組みが進められています。
家電リサイクル法とは?
そもそも家電リサイクル法とはどんな法律かご存知でしょうか。
法律で定められているため、法律に則って処分をしないと法律違反になるため知らなかったでは通じません。
自治体による粗大ごみ回収でも対応できないのは、粗大ごみ回収が家電リサイクル法の対象商品を対象としていないからです。
家電リサイクル法の対象となるテレビの種類
すべてのテレビがリサイクル回収対象ではなく、一部対象外となるため注意しましょう。
家電リサイクル法の対象となるテレビは以下の通りです。
回収可能なブラウン管式テレビ
AC100V電源式
シガーライターアダプター式
ラジカセ一体型も含む
AC電源アダプター式
電池式(電池本地は対象外)
電源方式やサイズに関係なく全ブラウン管式テレビが対象です。
電源として蓄電池または一次電池を使用しない液晶テレビが対象です。
回収可能なプラズマ式テレビ
ビデオ・DVDレコーダー等一体型テレビ
チューナー分離型テレビ
家電リサイクル法の対象外となるテレビは以下の通りです。
対象外の液晶式テレビ
車載用液晶テレビ
携帯用液晶テレビ
電池式
建築物に組み込むことができるように設計された液晶式テレビ
シガーライターアダプター式
AC電源アダプター等による充電式
対象外のその他テレビ
プロジェクションテレビ
ディスプレイモニタ(チューナー無し)
パソコン用モニタ(チューナー付きを含む)
テレビを処分するときにかかるリサイクル料金
テレビの処分にはリサイクル料と収集料の2種類 が必要です。
リサイクル料金は種類やメーカーによって異なりますが厳格に定められており、家電リサイクル券購入時に支払います。
家電リサイクル券は料金販売店回収方式と料金郵便局振込方式の2種類あり、手続きはどちらも異なります 。
家電リサイクル券購入時の手続きも異なり、自身がどちらの方式で購入したか覚えておきましょう。
収集料は回収業者によって異なりますのでこちらも注意しましょう。
リサイクル料金と収集運搬料金比較表
テレビの種類
リサイクル料金
収集料金
ブラウン管テレビ 15型以下
1,296円~3,094円
1,600円〜3,000円
ブラウン管式テレビ 16型以上
2,376円~3,634円
1,600円〜3,000円
液晶・プラズマ式テレビ 15型以下
1,836円~3,148円
1,600円〜3,000円
液晶・プラズマ式テレビ 16型以上
2,916円~3,988円
1,600円〜3,000円
家電リサイクル券を購入する方法
テレビを処分する際には、家電リサイクル券 を購入して費用を支払います。
自治体指定の方法でリサイクルする場合は料金郵便局振込方式 になることが多く、この方式であれば必要な料金を振り込こむ形になります。
郵便局や銀行で所定の用紙に必要事項を記入し、支払いの手続きを行ってください。
家電リサイクル券の区分コードは、テレビの大きさや種類によって異なりますので、処分するテレビの大きさや種類を把握しておきましょう。
家電リサイクル券に記入する区分コード
ブラウン管
大小区別なし
区分コード:20
15型以下
区分コード:21
16型以下
区分コード:22
液晶・プラズマ式
大小区別なし
区分コード:50
15型以下
区分コード:51
16型以下
区分コード:52
家電量販店でリサイクルを依頼する場合は、料金販売店回収方式 となり、処分する店側が記載する方式です。
処分を依頼する側は特に記載する必要がなく、指定された料金を支払うだけとなります。
テレビの種類やサイズがわからない時はどうする?
家電リサイクルでテレビを処分する際、テレビのサイズや種類によって料金は異なります。
サイズや大きさがわからない時は、テレビの裏面のステッカー を確認しましょう。
「〇〇型」とはっきりとしたサイズ表記がない場合は、製品番号の最初の2桁の数字がサイズの大きさを表していることが多いです。
テレビを正しく処分する7つの方法
テレビを処分する方法は主に7つあります。
回収業者に処分を依頼してもいいですが、製造して年数があまりたっていないテレビなら中古で売ることも可能です。
回収業者に依頼するのであれば回収費用を払うだけですが、買取なら自身にお金が入ってくる可能性もあります。
自分に一番お得な処分方法を選んで賢くテレビを処分しましょう。
テレビを正しく処分する7つの方法!
自治体指定の回収方法で処分する
新たにテレビを購入した家電量販店に回収してもらう
処分するテレビを購入した販売店に処分を依頼
指定引取所に持ち込む
リサイクルショップでテレビを売る
フリマアプリやネットオークションで売却する
不用品回収業者に依頼する
自治体指定の回収方法で処分する
市区町村によってはその自治体が指定する業者に回収を依頼できる場合もあります。
リサイクル券の発行手続きなどは自治体の職員が代行してくれ、料金を支払うだけで処分できるケースがあります。
指定の場所までは運搬しなければならない場合もあるので注意が必要です。
新たにテレビを購入した家電量販店に回収してもらう
新しいテレビの購入と同時に古いテレビを処分する際、販売店に依頼すれば回収してもらえます。
テレビは家電リサイクル品目に該当するため、販売店は古い機種を引き取る義務があるからです。
「家のテレビは壊れているから下取りはできない…」と思うかもしれませんが、壊れていても料金を支払えば処分してもらえます。
販売店で勝ったその場で手軽に依頼できるのがメリットです。
新しいテレビを配達してもらった際にそのまま古いテレビを引き取ってもらえるので手間が省かれます。
しかし、無料で回収してくれるわけではなく、リサイクル料と収集運搬料がかかります。
販売店によっては新しく購入するテレビの代金から一定金額を割引する下取りサービス を行っている場合もあり、お得にテレビを買うことができる可能性があります。
家電量販店
回収料金
リサイクル回収料金+収集運搬料
ヤマダ電機
2,970円〜5,333.333円
1,320〜3,700円+1,633.333円
ケーズデンキ
3,520円〜5,170円
1,320〜2,970円+2,200円
ビックカメラ
3,520円〜5,333.333円
1,870〜3,700円+1,633.333円
ヨドバシカメラ
1,870円〜3,520円
1,320〜2,970円+533.333円
※テレビを購入したときの回収料金
処分するテレビを購入した販売店に処分を依頼
テレビを購入した販売店に回収を依頼して自宅などに回収に来てもらう方法 もあります。
回収方法はお店によって異なるため、ますは問い合わせてみましょう。
Amazonなど通販で購入した場合でも可能ですので販売店で買っていないからといってあきらめる必要はありません。
回収は無料ではなくリサイクル料と収集運搬料がかかる点にだけ注意しておきましょう。
家電量販店
回収料金
リサイクル回収料金+収集運搬料
ヤマダ電機
4,070円〜6,433.333円
1,320〜3,700円+2,733.333円
ケーズデンキ
6,820円〜8,470円
1,320〜2,970円+5,33.3330円
ビックカメラ
6,870円〜8,700円
1,870〜3,700円+5,000円
ヨドバシカメラ
4,070円〜5,720円
1,320〜2,970円+2,733.333円
※テレビの回収のみを依頼したときの回収料金(商品の購入なし)
指定引取所に持ち込む
自治体指定の回収業者へ依頼できない場合は、一般財団法人家電製品協会指定の引取所に持ち込んで回収してもらう方法もあります。
自分で持ち込むので収集運搬料金がかかりませんが、テレビの運搬はもちろん自分で行わなければなりません。
また、料金郵便局振込方式となるため郵便局に足を運ぶ必要があります。
リサイクルショップでテレビを売る
壊れていないかつ人気モデルならリサイクルショップで買い取ってもらえます。
処分費用が一切かからず、さらにお金が手に入る点が最大のメリットです。
出張買取を行ってる店舗もあり、自宅まで査定に来てくれるので持ち込む手間がかからないケースもあります。
ただし壊れていたり、状態が悪い、または不人気の場合は買取を断られます。
買取を検討する場合は事前に電話やメールで型番を伝え、買取可能か納得のいく売値になるか確認しておきましょう。
フリマアプリやネットオークションで売却する
自宅ですぐに出品でき、リサイクルショップ同様で処分費用をかけずにお金が手に入る可能性があります。
さらにリサイクルショップよりも高値で売れる可能性があるので、できるだけお金を手に入れたい場合は活用することをおすすめします。
しかし、出品から配送まで自分で行わなければならず、購入者との対応も自分でしなければなりません。
さらにトラブルに発展する可能性もありますので、余計な手間がかかってしまう可能性もあります。
不用品回収業者に依頼する
連絡さえすれば不用品回収業者が回収にきてくれますので自分で運び出す手間がかかりません。
リサイクル券の手続きも業者が行ってくれる場合がありますので、手続きから回収までの手間がなく非常に楽です。
買取サービスを行っている不用品回収業者もいますので、リサイクルショップに持ち込む感覚で依頼するのもいいでしょう。
悪徳な不用品回収業者とのトラブルに注意
悪徳な不用品回収業者とのトラブルに注意しましょう。悪徳業者に依頼すると、作業後に高額な請求をされたり、処分したはずの不用品が不法投棄されたりします。お金や時間を無駄にしないためにも、業者選びは慎重に進めることが大切です。
不用品回収サービスを依頼するときは、会社情報や口コミを調べましょう。また、作業を依頼する前に見積もりで料金を確認しておきましょう。参考:国民生活センター
テレビの処分にかかる費用相場
テレビを処分する際の費用についてまとめました。処分方法にお悩みの場合は、是非参考にしてください。
テレビを処分する費用(2022年11月現在)
自治指定の回収方法で処分する
液晶・16型以上:2,970円~
搬送手数料:1,600円~
家電量販店で回収してもらう
液晶・16型以上:2,970円~
搬送手数料:3,000円~
不用品回収業者に依頼する
1台:4,000円~
搬送手数料:無料
家電量販店や自治体指定の方法で回収してもらう場合、自宅まで引き取りをお願いすると別途搬送手数料がかかります。不用品回数業者では出張費無料の業者も多いため、場合によってはこちらの方が費用が安くすこともあります。
トラック載せ放題プランやお得な定額パック制を導入しているところも多くありますので、テレビボードや周辺機器等も一緒に処分したい場合におすすめです。
テレビを簡単に処分するなら日本不用品回収センターへ
テレビを簡単に処分したい方は、日本不用品回収センターにお任せください。日本不用品回収センターなら自治体で回収していないテレビも回収可能です。
自治体の予約や手続きが面倒な方や今すぐテレビを処分したい方におすすめです。日本不用品回収センターでは7つの定額パックを用意しています。
もちろんテレビ1台のみの回収も承っております。お見積りやご相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。
日本不用品回収センターの特徴
1品の回収から、ゴミ屋敷清掃まで幅広く対応
SS~LLと回収して欲しい分量に合わせて定額制プランを選べる!
年中無休、24時間受付
即日対応可能、最短30分でお伺い
さらにお得になるWEB割引あり
処分方法がわからない時もお任せでOKです!
テレビの処分は大きさや種類によってリサイクル料が変わります。サイズはテレビの裏側のステッカーに記載されていますが、「見ても良くわからない」等お困りであれば、お任せいただいて大丈夫です!
見積もり・出張費用無料
家電量販店の家電リサイクルや自治体指定の方法で処分する場合、持ち込むことが難しければ自宅まで引き取りに来てもらうことになりますが、この際運搬費用がかかります。
1,600~3,000円と、リサイクル料金に追加される運搬料金だけで意外と高額です。日本不用品回収センターなら、出張費用なしでテレビの回収に伺います。
テレビの他にも不用品があれば一緒に処分いたしますので、お得に不用品を処分できます。見積もりも無料で行っておりますので、まずはお問合せください!
お得なWEBサービスあり
「WEBを見た」とお伝えいただくだけで最大1万円OFFになるWEB割引を実施しております。大型家電の処分におすすめのSパックは通常15,000円~が9,900円~に、一人暮らしの方に便利な1K丸ごとお片付けプランは30,000円~が19,900円~とかなりお得にご利用いただけるようになります。
お得なWEB割引(2022年11月現在)
定額プラン
通常料金
WEB割引後の価格
Sパック(軽トラック1台分)
15,000円~
9,900円~(5,100円OFF)
Mパック(1R・1Kタイプ)
30,000円~
19,900円~(10,100円OFF)
テレビの処分に関するよくある質問
なるべく安くテレビを処分したい方も多いのではないでしょうか。テレビを処分する前に、よくある質問をご紹介します。
テレビの処分に関するよくある質問
テレビを無料で処分することはできる?
テレビの処分費用はいくらかかる?
テレビを無料で処分することはできる?
テレビを無料で処分することは可能です。ただし、無料回収が可能なのは、年式の新しいテレビに限ります。
中古品として販売できるものであれば、買取サービスを利用して無料で処分できるでしょう。しかし、故障したテレビや傷のあるテレビを無料で処分するのは困難です。
参考:壊れたテレビは無料回収してもらえる?
テレビの処分費用はいくらかかる?
テレビの処分費用は4,000円〜6,000円です。テレビを処分するときは、リサイクル料金と収集運搬料金を支払わなければいけません。
メーカーごとにリサイクル料金が決まっているので、お持ちのテレビによって金額は変わります。正確な金額を知りたい方は、一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル料金 をご覧ください。
処分方法別にかかる費用を下記にまとめています。
テレビの処分費用
自治体指定の回収方法で処分する:5,000円〜10,000円
新たにテレビを購入した家電量販店に回収してもらう:3,000円〜6,000円
処分するテレビを購入した販売店に処分を依頼:3,000円〜6,000円
指定引取所に持ち込む:3,000円〜5,000円
リサイクルショップでテレビを売る:無料
フリマアプリやネットオークションで売却する:2,000円〜(手数料・送料)
不用品回収業者に依頼する::5,000円〜10,000円
エディオンやケーズデンキなど家電量販店でテレビは処分してもらえる?
エディオンやケーズデンキなどの家電量販店 では、テレビなど家電リサイクル法で回収対象となっている製品を回収してもらえます。
新規で製品を購入した際は搬入時に古いものを引き取ってもらえますので、手間が少なくてすみます。
期間限定で下取りキャンペーン を行っていることもあり、最新家電を購入した場合なら古い製品を無料で引き取ってもらえます。
テレビの場合はリサイクル料や搬入費用が不要となりますので、不要なテレビが下取りの条件に合うのであればそういったタイミングを狙うのもおすすめです。
液晶テレビやプラズマテレビもリサイクルの対象になる?
ほとんどすべての家庭用テレビが対象となっており、ブラウン管のテレビ以外にも液晶テレビやプラズマテレビも回収の対象 です。
ブラウン管のテレビに比べ、液晶テレビやプラズマテレビの方がリサイクル料は少し高くなります。ビデオやDVDが一体になったものや、チューナー分離型のテレビもリサイクルの対象です。
液晶テレビでもすべてのものがリサイクル対象ではなく、車載用や携帯用などの小型の液晶テレビは対象外となります。ディスプレイ用のモニターやパソコン用のモニタも家電リサイクル法の対象外です。
小型家電リサイクルに則り処分するか、大型ゴミや資源ごみ等自治体の規定に従って処分してください。
テレビの処分方法まとめ
この記事ではテレビの処分方法について解説してきました。安心して確実に処分したい場合には、販売店に依頼するか自治体 を利用するのがおすすめです。
無料で処分するには人に譲るか不良品回収業者 に依頼するかの方法があります。
収入を得たい場合には、フリマアプリ・ネットオークション、リサイクルショップ を利用する方法があります。
楽に処分したいときには不用品回収業者 を利用するのが良いでしょう。
状況によりベストな処分方法が変わってきます。ご自身に合ったベストな処分方法を選択してください。
執筆者
更新日:2022年11月29日